2017年02月22日

流動体について

小沢健二、19年ぶりのシングル「流動体について」を購入。

ジャケットは小沢健二が、自分の子供を撮影したものと記載されているが

なんとなく、色合い的に『球体の奏でる音楽』のジャケットを連想してしまう。


流動体について





タイトル曲は『LIFE』収録の「僕らが旅に出る理由」に曲調が似ていて、

カップリングの「神秘的」は「おやすみなさい、仔猫ちゃん」のようだ。

つまり、2曲とも、なんだかよく分からなかった一時の超難解期を抜けて

ポップスとして成立していて、いい曲だった。

フリッパーズ・ギターで聴いたエレキの音がしたのも良かったし、リズムは

森俊之なので、打ち込み好きにも持って来い。

スペシャルサンクスには、数少ない名前が記載されていたが、その一つに

Sekai No Owariが挙げられていたのは、意外な事実。

ずっと追っかけているファンなら接点を知っているのだろうが、私は分からない。


球体の奏でる音楽





転機はスカパラのドラマー、青木達之の死であったのかもしれないと思う。

『球体の奏でる音楽』(1996年)を初めて聴いた時は、もうこれは「お別れ」の調べだなあ

この人は、どこかに旅立っちゃうのだなあと感じ、事実、そのあたりからだんだんと

もう何だか一般的なリスナーには、よく分からない存在になってしまった。

最終シングルが1998年「春にして君を想う」。

で、「犬」と「LIFE」でドラムを叩いていた青木氏の死が1999年。


2児の父となった今、数十周して、原点のらせんの中にまた戻ってきた小沢健二。

『LIFE』ばりのオリジナルアルバムを期待してしまうけれど、また、いつか、ふと

皆の視界から、消えてしまうのだろうか。

小山田圭吾の子供はもうTVに出てしまうような年齢だけれど、2人の息子が、いつか

フリッパーズ・ギターのカバーなんかしたら、きっとその頃、60歳ぐらいの私は、悶死する。


posted by Maron at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする